年始に言葉を綴ってから以降書いていなかった
書きたくないわけではない
書けないと言うか、言葉にならない。
気づけばあっという間に一年が経とうとしていて、僕はその間、言葉のない絵を描き続けている。
言葉のないまま描いた絵は
やっぱり僕の言葉だと思うんだ
地球上に色んな人、種族、生きて言葉を発する生があって
本当、それぞれにしかないような表現もあって
翻訳しきれない壁や理解に苦しむこともある
でもいつだって、誰のだって
絵は真っ直ぐに彼に伝わる
だから
世界がコロナというたった一つの新しい未知によって混乱が起きているように
たった一枚の絵で変えられる何かもあるはずだ
言葉では
今の僕には選べないけど
筆の上には想いを載せることはできるのではないだろうか
思いの数だけ彩を重ねてく
出来るだけ多くの人に伝わるように
薄く薄く重ねてく
出来上がるそれが果たして彼に伝わるのか
実のところはわからないのだけど
選択肢は他にないのだから
言葉にならない言葉を重ねていくんだ
せめてカケラでいいから届くようにと
僕は彩を借りて心に張り付いた陰鬱な気持ちや葛藤、溜まったモノを吐き出すように叫ぶ