あたりを見回すと祭りの準備がちらりほらり
2日前は蝉の声が聞こえ、夏の始まりを感じることができた
カンカンに日出る夏の陽射しが嘘のように
今日は肌寒いくらい
蝉の声も聞こえない
気づけば夏の訪れを告げるのは
カレンダーだけ
こんな日は決まって思い出す事がある
哀しい想いをしたあの日々
楽しかったのにな、と想うあの時
もう過ぎ去ったあの日
心に引っかかってる日々
夏の訪れを感じる時想い出すことはいつも同じ
もうじき聞こえる打ち上げられる花火と硝煙の海
身体に染み付く汗と傷に似ている
痛いのは一瞬
残るのは余韻だけ
今日という日が過ぎ去って行くように
私の傷も消えて行く
新たな夏の日差しと共に
明日の日差しの光の中で
2012.7.22.1:27